オーグメントメジャーセブンスコードは日本式で増七の和音(ぞうしちのわおん)と言われ、四和音構成のコードです。長七の和音であるメジャーセブンスコードの完全5度を、半音上げたものがオーグメントメジャーセブンスコードになります。

音程記号
  • Root(根音)の記号(ルート)
  • 長3度の記号(長3度)
  • 完全5度の記号(完全5度)
  • 増5度の記号(増5度)
  • 長7度の記号(長7度)

オーグメントメジャーセブンスコード

  • CM7(シー・メジャー・セブンス)のポジション
    CM7(シー・メジャー・セブンス)のポジション指板図
  • CaugM7(シー・オーグメント・メジャー・セブンス)のポジション
    CaugM7(シー・オーグメント・メジャー・セブンス)のポジション指板図

オーグメントメジャーセブンスコードのポジション

①はCM7のポジションですが、その完全5度の記号を半音上げて増5度の記号にしたものが、②のCaugM7となります。考え方は自由で、増三和音のオーグメントコードに長7度の記号を加える、としても良いでしょう。

長七の和音(メジャーセブンスコード)/ 増七の和音(オーグメントメジャーセブンスコード)
長七の和音(メジャーセブンスコード)/増七の和音(オーグメントメジャーセブンスコード)のピアノ図

増七の和音の響き

両方ともC音をRoot(根音)の記号とする、左が長七の和音で右が増七の和音です。割とスッキリに聴こえる長七の和音に比べると、増七の和音は不安定さが際立った響き方だと思われます。

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オーグメントメジャーセブンスコードの練習ベースライン
オーグメントメジャーセブンスコードの練習ベースライン8小節

オーグメントメジャーセブンスコードの表記と読み

2・4・6・8小節目がオーグメントメジャーセブンスコードを表しています。読む時は全てをオーグメントメジャーセブンスと言っても良いですし、以下のような読み方で説明されている場合もあります。

  • CaugM7(シー・オーグメント・メジャー・セブンス)
  • FM7(#5)(エフ・メジャー・セブンス・シャープ・ファイブ)
  • B△7+5(ビー・メジャー・セブンス・プラス・ファイブ)
  • A+△7(エー・プラス・メジャー・セブンス)
記事終了
このページのまとめ
  • オーグメントメジャーセブンスコードの日本名は増七の和音。
  • オーグメントメジャーセブンスコードは不安定が目立つサウンド。
  • オーグメントメジャーセブンスコードの表記や読み方も色々。