通常のリズムをイーブン、またはストレートと言います。逆に、跳ねるリズムの事をバウンス、またはシャッフルと言いますが、音楽業界ではハネモノ、と言ったりします。ハネモノは大きく分けて、8分音符のハネモノと、16分音符のハネモノがあり、どちらもよく聞かれるリズムです。

1拍3連符

8分音符のハネモノベースライン❶
8分音符のハネモノベースライン➊9小節

ハネモノに付き物

8分音符のハネモノに、頻繁に出てくるのが、上記でも3でまとめてある、1拍3連符(いっぱくさんれんぷ)というリズムです。これは馴染み易いリズムなので、直ぐに覚えられると思います。

スローテンポ

8分音符のハネモノベースライン❷
8分音符のハネモノベースライン➋9小節

走らないように注意

リズムが走るとは、本来のテンポより、速く弾いてしまう事です。スローテンポな曲では、ベースラインも走りがちになるので、それに気を付けながら、弾いてやりましょう。

リピート記号

8分音符のハネモノベースライン❸
8分音符のハネモノベースライン➌9小節

小節の進行順に注意

12小節目と34小節目が、リピート記号で挟まれています。分かっていても意外と、繰り返しを見逃してしまうので、小節の進行順に気を付けましょう。

アウフタクト

8分音符のハネモノベースライン❹
8分音符のハネモノベースライン➍8小節

3拍目の裏から入る

弾き始めが3拍目の裏から入っており、こういった出だしを、アウフタクトと言います。しっかりとカウントを取り、3拍目の裏から入る、という事を把握してやりましょう。

運指

8分音符のハネモノベースライン❺
8分音符のハネモノベースライン➎13小節

運指を弾き比べる

101112小節目にかけては、1弦のみで弾く運指と、カッコの2弦を使う運指と、に分けられるかと思います。両方で運指の違いを、比べてみてください。

16分音符のハネモノ

16分音符のハネモノベースライン❶
16分音符のハネモノベースライン➊9小節

16分音符が跳ねる感じ

全く初めて人には、16分音符が跳ねる感じが、どのようなリズムか、想像もつかないと思います。先ずはこの譜面で、16分音符が跳ねている感じを、掴んでみてください。

休符

16分音符のハネモノベースライン❷
16分音符のハネモノベースライン➋9小節

休符も跳ねる

休符は弾きませんが、やはり跳ねるリズムで、感じ取ってやりましょう。特には4小節目から見られる、16分休符や付点8分休符は、跳ねるリズムを感じていないと、次の音符に繋がりません。

スラップ

16分音符のハネモノベースライン❸
16分音符のハネモノベースライン➌9小節

ゴーストノート

ゴーストノートを含む、スラップのフレーズです。特に8小節目は2拍目に、4回連続でゴーストノートが出てきますが、1弦のゴーストノートは、プルで弾くのが自然です。

スキル

16分音符のハネモノベースライン❹
16分音符のハネモノベースライン➍8小節

小節を集中的に練習

ジャズの名曲「So what」を、アレンジさせてみました。ハンマリングやプリング、トリプルストップなど、かなりのスキルが必要です。小節ずつを集中的に、繰り返し練習しましょう。

4フレット4フィンガー

16分音符のハネモノベースライン❺
16分音符のハネモノベースライン➎9小節

薬指と小指の押弦

2小節目で少し崩れますが、基本は中指が6フレット目に位置する、4フレット4フィンガーで弾きましょう。ポイントは薬指と小指の押弦で、慣れていない人は、ここで克服してしまいましょう。

記事終了
このページのまとめ
  • ハネモノは跳ねるリズムを言う。