音符について勉強する時、先ず最初に見ていくのが4分音符(4分休符)で、基準値のような音符と思ってください。また、4分音符の半分の長さに当たる、8分音符(8分休符)についても、見ていきましょう。そして、音符や休符の長さを歌って覚える、という事も知っておいてください。

4分音符と4分休符

4分音符と4分休符の記号と長さ
4分音符と4分休符の記号と長さの画像表

4分音符を1.0とする

既に何度も見てきたと思いますが、上記が4分音符と4分休符です。音符の長さを考える時に、音符を数値化してやると分かり易く、ここでは4分音符を1.0としておきます。

4分音符
4分音符の2小節

4分音符を歌って覚える

一方の音源はベース音のみですが、もう一方の音源は、コンピュータにも歌わせています。ベースを弾いて覚えるのも良いですが、音符の長さを知るには、歌って覚えるのが一番かと思います。

4分音符と4分休符
4分音符と4分休符の2小節

4分休符も歌って覚える

次は4分休符も出てきましたが、この4分休符も歌って覚える、というのが最良でしょう。そうする事によって、休符の正確な長さを掴み易いはずです。

歌い方は何でも良い

私も音楽学校時代に、音符と休符を歌って覚える、という事をしました。その時の授業で音符はター、休符はウンでしたが、これは何でも良いので、自分の好きな文字を使いましょう。

8分音符と8分休符

8分音符と8分休符の記号と長さ
8分音符と8分休符の記号と長さの画像表

8分音符は0.5になる

4分音符の半分の長さが8分音符で、4分音符の数値を1.0としたので、8分音符の数値は0.5となります。4分音符が1回鳴る長さと、8分音符が2回鳴る長さが等しい、という具合です。

  • 8分音符の連桁なし
    8分音符の連桁なし2小節
  • 8分音符の連桁あり
    8分音符の連桁あり2小節

連桁で見易くなる

これも見慣れていると思いますが、①のように8分音符が続く時は、❶のように連桁(れんこう)という横線で、繋げてやると見易くなります。

  • 8分休符の連桁なし
    8分休符の連桁なし2小節
  • 8分休符の連桁あり
    8分音符の連桁あり2小節

連桁で8分休符を囲む

②の1小節目のように、8分休符と8分音符が続く時は、連桁は使えませんが、2小節目のような場合は、❷のように、連桁で8分休符を囲むようにする、という場合も多いです。

連桁の使い方

連桁は8分音符だけでなく、旗のある音符なら使われます。また、連桁の使い方に決まりはありませんが、見辛くなるような連桁の使い方、は避けた方が良いでしょう。

リズム練習

大きな譜面を開く
4分音符と8分音符
4分音符と8分音符の4小節

次の小節に目を向ける

13小節目のような簡単なリズムなら、歌いながらも次の小節に、目を向けてやりましょう。そういう癖をつけておくと、余裕を持って歌えるようになります。

大きな譜面を開く
4分音符と8分音符(休符あり)
4分音符と8分音符(休符あり)の4小節

休符が入ると難しくなる

休符が入ってくると、何倍も難しくなります。音源のテンポで無理な場合は、テンポを十分に落としたり、テンポを崩しても良いので、1小節ずつ確実に歌いましょう。

大きな譜面を開く
4分の3拍子
4分の3拍子の4小節

4分の3拍子は馴染み易い

最後は4分の3拍子ですが、このリズムは意外と直ぐに、耳に馴染んでくれるかと思います。歌う前に「イチサンイチサン」と、何度か唱えておいても、歌い易くなるかもしれません。

記事終了
このページのまとめ
  • 4分音符を音符の基準にする事が多い。
  • 8分音符は4分音符の半分の長さ。
  • 音符と休符は歌って覚えるのが良い。