主要三和音のスリーコードで作られる曲もあり、それはブルースというジャンルによく見られます。しかし、スリーコードなのはブルースだけではなく、様々な音楽ジャンルで使用されています。ここではスリーコードのブルースを元にした、色んなベースラインを練習していきましょう。

3連符の中抜き

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3連符の中抜き①のベースライン 
3連符の中抜き①のベースライン12小節

カッティングで刻む

音源を聴いても分かると思いますが、大半はタッタタッタとカッティング奏法で音を刻んでいます。こういった3連符の中抜きブルースは、ベースラインでもよく見られます。

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3連符の中抜き②のベースライン
3連符の中抜き②のベースライン12小節

ベースラインを変える

次は2コーラス目で、当然コード進行は同じです。こういった場合、1コーラス目と同じベースラインを弾くのも悪くありませんが、出来る事なら少しだけでも変えてやる事が望ましいです。

電撃ネットワーク風

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電撃ネットワーク風①のベースライン
電撃ネットワーク風①のベースライン12小節

3拍目のウラから入る

電撃ネットワークというグループのテーマ曲で、ここでは練習用に少しアレンジを加えています。弾き始めが少し難しく、3拍目のウラから入っているので、リズムをよく感じ取ってください。

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電撃ネットワーク風②のベースライン
電撃ネットワーク風②のベースライン12小節

テンポキープ

2コーラス目は原曲の雰囲気が無いくらい、ベースラインをアレンジしてみました。ほぼ8分音符なのでリズムで困る事はないと思いますが、テンポが速いので崩れないようにしましょう。

ロック&ロール

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ロック&ロール①のベースライン
ロック&ロール①のベースライン12小節

セーハで押弦する

2小節目の2弦2フレットは前後の流れを考えると、人差し指のセーハで押弦するのが最も効率的かと思われます。セーハについては、セーハやバレーコードというフィンガリングを参考にしてください。

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ロック&ロール②のベースライン
ロック&ロール②のベースライン12小節

フィンガリングは自由

2コーラス目も14・21小節目でセーハの押弦をしていますが、フィンガリングは人によって異なるものなので、必ず譜面の通りに押弦しなくても構いません。

ハードロック

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ハードロック①のベースライン
ハードロック①のベースライン12小節

ミュートは両手を使う

9・10小節目の音符にはスタッカートがあるので、しっかり音を切って止めてやりましょう。ミュートは片手だけでなく、両手を使うと確実に音を止められます。

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ハードロック②のベースライン
ハードロック②のベースライン12小節

ポジションマークを見る

2コーラス目の21小節目は、スタッカートの後に大きくポジション移動が必要です。ポジション移動がある場合は、指板にあるポジションマークが頼りになるので、それを目印にすると良いでしょう。

ハイテンポ

運指押弦の違い

BPMが172と高くハイテンポなので、テンポキープを心掛けてください。また①と②は同じ譜面ですが、TAB譜面の開放弦アリナシで運指押弦が大きく変わります。両方を弾き比べてみましょう。

昔風ロック

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昔風ロックのベースライン
昔風ロックのベースライン12小節

スタッカートの長さ

スタッカートは約半分の長さに切って演奏する、というのが大体の決まりです。なので、スタッカートの付いている4分音符は8分音符の長さに切って、切れ味良を良く弾くようにしましょう。

マイナーブルース

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マイナーブルース①のベースライン
マイナーブルース①のベースライン12小節

マイナーブルースのコード

マイナーキーのブルースはコードがマイナーになるだけという事ではなく、メジャーキーとはコード進行も異なります。詳しくは別カテゴリの、ブルースのコード進行を参考にしてください。

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マイナーブルース②のベースライン
マイナーブルース②のベースライン12小節

運指は千差万別

2コーラス目も似たようなベースラインが続きます。譜面には押弦する運指を載せていますが、これが万人に当てはまる運指とは限りません。押弦し辛ければ、自分の使い易い指で押弦してみてください。

記事終了
このページのまとめ
  • ブルースは主要三和音のスリーコードが基本。
  • スリーコードは色んなジャンルに用いられる。
  • マイナーブルースになると使うコードが増える。