TAB譜面の読み方が分かったら「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」のフレットを覚えてみましょう。これがエレキベースを弾く上で、基本にもなってくるかと思います。指の使い方はまだ気にしなくてもいいので、先ずは音を出してみましょう。

Cメジャースケール

TAB譜面を読む練習として、Cメジャースケールを練習してみましょう。Cメジャースケールというと難しく聞こえますが、音楽の時間に多くの人がピアノで弾いたことのある「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と同じことです。始まりの音が3弦3フレットで、この音を基本の「ド」と覚えましょう。

Cメジャースケール①
Cメジャースケール1の2小節

ド・レ・ミの英語音名

音楽の授業で習った親しみのある「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」というのは、イタリアから入ってきた音名です。これを英語にすると「C・D・E・F・G・A・B・C」となります。英語音名にも慣れておくと、後からコードネームという、音楽記号を読むのに便利です。なので、余裕があれば英語音名も覚えておきましょう。このサイトでも、英語音名を中心に説明をしています。

小節線で一区切り

譜面は縦の線の小節線(しょうせつせん)で区切られています。始まりの小節を1小節目として、次から2小節目・3小節目・4小節目と続いていきます。上の2小節で説明すると、1小節目の1拍目は3弦3フレットの「C」の音で、2小節目の2拍目は1弦2フレットの「A」の音、というような言い方が出来ます。

Cメジャースケール②
Cメジャースケール2の2小節

開放弦を使うと楽に弾ける

次も全く同じCメジャースケールですが、開放弦を使っています。TAB譜面の数字だけ見ると勘違いしてしまいますが、音符を見比べてみると、先ほどの2小節と全く同じです。実は3弦5フレットは2弦の開放弦と同じ音で、2弦の5フレットは1弦の開放弦と同じ音なのです。詳しいことは後のページでも説明しますが、開放弦を使うと少し弾くのが楽になると思います。

Cメジャースケール③
Cメジャースケール3の2小節

4弦8フレットから弾く

今度のタブ譜面は先ほどの2枚のタブ譜面と、フレットの数字が全く違いますが、音符を見比べてみると、やはり同じなのが分かります。開放弦を使った場合と同じように、弾く弦が違いますが、3弦3フレットと4弦8フレットは同じ高さの「ド」の音です。しかし、3弦より4弦は太い分、音圧も少し太く感じられると思います。また、3弦3フレットから弾くCメジャースケールより、フレットの幅が狭くなっているので、弾きやすくなったと思う人もいるでしょう。

Cメジャースケールの弾き方

説明してきたように、エレキベースのような弦楽器では、1つのフレーズを弾くにしても、Cメジャースケールに限らず、何通りかの弾き方が出来ます。何故こんなことが出来るのか分からないと思いますが、ギター系楽器の仕組みが分かれば簡単なことです。それらはこの先のページで、詳しく説明しています。

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このページのまとめ
  • ド・レ・ミはイタリアから入ってきた音名。
  • 小節線は小節を一区切りする線。
  • Cメジャースケールも何通りかの弾き方がある。